「すかいらーく」再建計画の発表。

先月創業家社長が退陣して社長交代したすかいらーくでは、不採算店舗を閉鎖業態転換子会社の売却を柱とする経営再建計画をまとめ、年内には銀行団の承認を得て実施する予定との事です。

計画の中心は、中華業態「バーミヤン」和食業態「夢庵」を中心に200店舗以上閉鎖する事と、100店舗以上を低価格業態「ガスト」等に転換する事、それとファミリーレストラン「ジョナサン」を除く子会社の売却です。
売却の対象になるのは持ち帰り寿司の「小僧寿し本部」の他、ビュッフェ事業の「ニラックス」洋総菜販売の「フロジャポン」等で、ファミレス事業に経営資源を集中して収益の改善を目指す方針だそうです。

現在「バーミヤン」が約650店舗と「夢庵」が約300店舗で、2業態で1000店舗近く展開しています。僕の記憶が確かならば、10年前(僕が在職していた頃)にはいずれの業態もこの半分も無かった筈です。

本来(チェーンストアの理論としては)店舗数が多いに越した事は無いのですが、これだけ不振に喘いでいるのであれば、思い切って10年前くらいの規模に戻してみてはどうなんでしょうか?
いくら店舗を増やそうとしても、サービルレベルを一定に保つ為には優秀な人材の確保と教育が欠かせません。現状を見ていると、残念ながら本来あるべきサービルレベルには届いていない様な気がします。
(これは店長・社員さんのスキル等の問題では無く、多くは会社の体制に問題がある様に思います。)

ひょっとして自分がいた店舗が閉鎖されるかも…と思うと物悲しい気分になってしまいますが、まずは足場固めが必要かと。

元いた会社だからこそ、「復活して欲しい」と心から応援しています♪